過払い金返請求を自分でやってみた体験談をブログ風にまとめてみました

過払い金返還請求を自分でやってみた結果|流れを体験談ブログ風にまとめ

過払い金返還請求、自分でやるか、プロに頼むか

過払い金返還請求自分で

私は学生時代、ある理由から多額の借金をしてしまったことがありました。それも今となっては10年も昔のことです。今では私も社会人になり、お金も全て自力で返し、借金とは無縁の生活を送っていました。

そんなある日、友人から「過払い金請求をやってみないか」という誘いを受けました。聞けば、友人も以前かなりの借金をしていたとのことでした。

私は過払い金請求というものがある事は知っていたのですが、何となくデメリットがあるような認識を持っていましたし、自分が原因の借金で過払い金を請求するのが気が進まなかったので、今までちゃんと調べる事をしていませんでした。

しかし調べてみると、どうやら過払い金請求によって被るデメリットは特にない模様なのです。それではやってみようと思い、過払い金返還請求について自分で色々と調べ、最終的に弁護士に依頼しました。

そして2016年、無事に全ての会社から過払い金の返還を受け取ることができました。ここではその流れをブログ風にまとめてあります。

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過払い金返還請求で気になる事

信用情報は大丈夫なのか

過払い金請求なんかしたら、何かしら信用情報が悪くなってしまうのでは?と考える人は多いと思います。以前は、過払い金を請求すると「契約見直し(コード71)」という情報が信用情報に登録されていました。いわゆるブラックリストに載るという状態で、信用が悪くなったり、今後の借り入れが難しくなるといったデメリットがありました。

しかし、2010年4月19日に「日本信用情報機構」(JICC)が、コード71の収集・提供を廃止したので、過払い金を請求しても信用情報機関には情報が残らなくなりました。つまり、過払い金請求をしても信用情報が悪くなることはなくなったという事です。

ただこれは完済していた場合で、まだ借金がある場合で過払い金請求をすると債務整理の扱いになるのでご注意ください。ただし全体的には借金を返し終わっていない場合でも、完済した会社のみ返還請求することも可能です。そうすれば債務整理扱いにならず信用情報に傷がつかないでしょう。


自分でやったほうがいいのか、プロに頼んだほうがいいのか

過払い金を請求する際、プロに頼むと費用が発生する点などから、自分でやろうと試みる人もいるでしょう。しかしそれは、不可能ではないにしろ、ほとんどメリットがないように思います。

資料の取り寄せから引き直し計算、金融業者との交渉、請求、全て自分でやることになり、膨大な手間と時間を要します。また、訴訟になった場合、裁判所への訴訟提起もやらなくてはいけません。諸々の書類は家に送られてくるので家族にバレる恐れもあります。

金融業者側も相手が素人だとまともな対応をしようとせず、平気で満額を大きく下回る金額で和解しようとしてきます。実際自分でやっても、弁護士の依頼料が浮くくらい特をすることはほとんどないのではないでしょうか。後々の人生でそのノウハウが役立つのかは疑問ですし、自分でやった時にかかる時間と手間を考えれば、その間普通に働いていたほうが金銭面でもよほど得な気がします。

それならはじめからプロに依頼しておけば、手続きのあとはただ待っているだけなのでとても楽です。書類のやりとりなども代行してくれるので家族にバレる心配もありません。弁護士費用はかかりますが、戻って来た過払い金から報酬を払う成功報酬形式の所であれば最初にお金を用意する必要はありません。(着手金が必要な業者もあります。)

弁護士と司法書士どちらに依頼すればいいのか迷う方がいると思いますが、過払い金の総額が140万円以下であれば、弁護士と司法書士のどちらに依頼しても基本的には違いはありません。ただ、総額が140万以上であれば弁護士でしか対応することができません。司法書士はそのような制限がある上、弁護士と比べ交渉力が心配です。料金的にも弁護士と同じくらい取る所が多いので、はじめから弁護士に頼むほうがいいのではないかと思います。


プロに頼んだ場合、どのくらいの費用がかかるのか

過払い金請求をプロに依頼した場合、「着手金」「基本報酬」「実費」「過払い報酬」といった費用がかかってくるのが一般的です。どのくらいの費用がかかるのかは、依頼する所によって変わってくるので慎重に決めるべきでしょう。

「着手金」
依頼時に支払う費用。1社につき0~2万円程度の所が多い。

「基本報酬」
依頼に対する活動報酬。1社につき0~4万円程度の所が多い。

「実費」
弁護士の交通費や書類を送る際の切手代など。

「過払い報酬」
戻ってきた過払い金に対する成功報酬。返還額の○%と、業者により設定されているパーセンテージが違う。20%程度の所が多い。

依頼料金は業者によって大きく違うので、依頼先はよく検討したほうがいいでしょう。例えば過払い金合計50万円を回収した場合でも、30万以上依頼料がかかってくる所もあれば、20万以下で収まる所もあります。

最近では、着手金と基本報酬を取らず、過払い報酬と実費のみでやってくれる所が多いです。過払い金バブルにより弁護士の中でも価格競争が起こっており、安く請け負ってくれる所が増えているためです。


いくらくらい戻ってくるのか

過払い金がどれくらい戻ってくるのかは、払っていた利息や期間などを引き直し計算式にあてはめて計算しなければ正確にはわかりません。しかし大半の方は、払っていた際の明細などを保管してはいないため、正確な数字がわからないでしょう。

なので、お金を借りていた業者に対して、いつからいつまでいくら借りていて、利息はいくらかかっていたかなどの明細を開示してもらう必要があります。借りていた各金融業者に連絡し、明細を送ってもらいましょう。明細さえあれば、Excelなどで計算することができます。但し、それだけでもかなり時間がかかるでしょう。業者によっては、送ると言ったままいつまでたっても送ってこなかったりします。

自分でやるのはかなり難しいため、やはり弁護士などに依頼するほうがいいでしょう。依頼すれば明細の取得から引き直し計算まで全てやってもらえますが、基本的に過払い金の請求を最後まで依頼することを前提としています。中には過払い金計算のみやってくれる所もあるようですが。過払い金返還請求についてはほとんどの業者で無料相談をやっているので、相談してよく検討した上で申し込むといいでしょう。


実際どうすればいいのか

では、実際過払い金請求をするのにどういったアクションをとっていけばいいのでしょうか。具体的には、弁護士を決めて、依頼の手続きをとるだけで済みます。依頼時にいくつかの書類に捺印する必要がありますが、その他はほぼやることはありません。ただ進捗するごとに弁護士の連絡を受け、了承と確認を出していけばいいだけです。明細などが残っていなくても、借りていた業者さえ覚えていればあとは全てやってくれます。弁護士の元へ赴くのも基本1回です。

それではどういった所に依頼するべきでしょうか?ポイントは費用と信頼性でしょう。

まず費用は安いにこしたことはありません。先にも書きましたが、最近は着手金なし、基本報酬なしの、過払い報酬12~20%+実費という所が一般的になってきています。

次に信頼性ですが、安すぎる所や、CMを沢山打っている所は不安という方もいるかもしれません。しかし最近では過払い金請求に力を入れている弁護士事務所も多くあり、宣伝をたくさんしている所も一概に悪いとは言えません。検討している業者があるなら、まずはその業者名で検索して評判を調べてみる事は絶対にやっておいたほうがいいでしょう。

私は依頼する業者をインターネットを使って探しました。yahoo知恵袋でもおすすめの業者を教えて下さいという質問が沢山ありますが、自作自演が多く参考になりませんでした。なので、2ちゃんねるのスレッドをいくつも見て、良さそうな業者をピックアップし、結局その中の1つに決めました。
 

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私の過払い金返還請求体験談

法テラス・弁護士会に相談

過払い金請求しよう!と思い立ったのはいいものの、一体何から始めればいいのかかわらなかった私は、まずインターネットで情報を集めました。調べた結果、どうやら自分で過払い金請求をやるのは意味が無さそうだったので、弁護士に依頼しようと思いました。

しかし弁護士に依頼しようにもどの業者がいいのかわからなかったので、まず無料法律相談ができるという法テラスに相談してみようと思い、法テラスに電話しました。しかし、法テラスの無料相談は「収入が一定額以下である」などの条件を満たすことが必要なようで、私は条件に満たなかったので相談できませんでした。

法テラスの方に、弁護士会に相談してはどうかという提案をされたので、今度は地元千葉の弁護士会に電話してみました。すると家の近所の商工会議所で、弁護士会に所属している弁護士が毎月無料相談を開いているとの情報を教えてくれたので、早速その商工会に電話し無料相談を申込みました。今まで知らなかったのですが、日本全国各地にこういった無料相談を実施している所があるようです。恐らく、地元の弁護士会に電話すればこういった所を紹介してもらえるでしょう。


弁護士に無料相談

無料相談の日に商工会議所に赴くと、弁護士会の弁護士さんが相談に乗ってくれました。無料で30分間の相談に乗ってくれるのですが、ここぞとばかりに過払い金に関する質問を色々させて頂きました。とても感じのよい弁護士さんで、親切に答えて頂きました。その場で過払い金返還請求の申込みもできたのですが、費用を聞いてみると、一社につき着手金2万円と過払い報酬20%(弁護士会で一律で決まっているらしいです)とのことでした。

私は5社から借りていたので着手金だけで10万円かかってしまうので、それはかなり大きいなと思い、申込みは検討させて頂きたいと伝えると「それは全く構いません、費用などをよく検討した上でお選びください」と言って頂けました。ただ弁護士会に紹介してもらったということで、信頼性には間違いないので、安い所が見つからなかったらここに申し込もうと思いました。

もう少し安い所を探そうと思い、弁護士会への申込みを一旦保留にしたのはいいものの、安くて信頼できる所のアテがなかった私は、とりあえずインターネットで探そうと思い、色々検索してみました。なるべく近所がいいと思い、私は千葉在住なので千葉の業者を探していたのですが、なかなか利用者目線の詳しい情報がなく困っていました。そんな中、東京の業者で良さそうな情報を見つけました。その業者は、費用も安い上に2ちゃんねるの評判も良かったのです。

ネットで得た情報によると、過払い金請求で弁護士の所にいくのは基本的に1回程度という事なので、特に家の近くにこだわる必要はないのかもしれないと思い、その業者に話を聞きにいこうと無料相談を申込みました。

あとでわかったのですが、過払い金請求では弁護士の所に赴く必要は本当にほとんどありません。私も結局申込んだ時の一回しか行きませんでした。なので家の近くにこだわる必要はないと思います。


弁護士へ申込み

後日、東京の業者の元へ赴き無料相談をしました。一通り説明を受け信頼できそうだと感じたのでその場で申し込むことにしました。何より着手金と基本報酬がかからず、過払い報酬と実費のみでやってくれるとのことなので、他所よりもだいぶ安いのが決め手でした。過払い報酬とは戻ってきた過払い金による報酬で、実質的に成功報酬です。つまり最初に払うお金が全く必要なかったのです。

申込みの時にしたことといえば、申込内容の確認、お金をお借りていた所の確認、書類に捺印する、ことくらいでした。契約後の連絡は基本的にメールか電話で行うとのことです。その他に何かこちらですることはありますか?と聞くと、特にないとのことで、ただ弁護士さんからの連絡を待っていればいいそうです。


取引履歴の開示と引き直し計算

申込み後は、まず業者ごとに取引履歴を開示させる所から始まりました。

借りていた企業名しか覚えていなかった私は、一体総額でいくら位借りていたのか、引き直し計算でいくらになるのか、全く検討がつきませんでした。ただ、取引履歴の請求なども全て弁護士がやってくれるのでこちらはただ待っているだけでした。

そうしているうちに金融業者から取引履歴の開示が届きだしましたが、開示が出るタイミングは金融業者ごとにバラバラでした。私は全部で5社から借りていたのですが、早い所は3週間で開示が出たのに対し、遅い所は6ヶ月もかかりました。

ともあれ、弁護士は開示が届いた所から順に引直し計算をしてくれました。取引履歴から過払い金を算出し、その数字を元に金融業者と返還金の交渉をするためです。

交渉に入ると、一般的には金融業者側が和解案としての金額を出してくるので、両者の合意があればその金額が返還され終了。和解に応じない場合には訴訟が必要になってきます。訴訟を起こすとなると、別途訴訟費用(私が依頼した所は1万円程度でした)と時間(半年から一年ほど)が必要になります。

過払い金返還請求の対応は金融業者ごとに違います。比較的対応も早く算出した過払い金の満額に近い和解案を出してくる業者もあれば、なかなか開示を出さず満額を遥かに下回る和解案を平気で出してくる業者もあります。


過払い金返還請求

引直し計算が出た所から、弁護士が過払い金返還のための交渉に入ってくれました。その間もこちらとしては報告を受けるだけなので特にやることはありませんでした。

一番早く返ってきたのは某流通系カード会社(一応具体的な業者名は控えておきます)でした。過払い金が約47000円のところを40000円での和解提案だったので応じました。弁護士報酬を引き35000円程度が戻ってきました。返還までの期間は1ヶ月半程度。ここは少額だったこともあったでしょうが、比較的対応が早かったです。

次に返ってきたのは元消費者金融系のキャッシング業者。ここは対応は早めだったものの、引直し計算の満額を下回る和解額を提示してきました。約52000円の過払い金が発生していたところを約32000円での提案。少額だったため訴訟提起を頼む気にもなれず、和解に応じました。弁護士費用を引き28000円程度が返還されました。返還完了までおよそ3ヶ月程度でした。

次に返ってきたのは最初とは別の某流通系カード会社でした。ここは過払い金が約62000円ほど発生していた所、約42000円程度の和解を持ちかけてきました。こちらも少額だったためそのまま和解に応じました。向こうもちゃんと訴訟費用と手間を考えてこちらが折れそうなラインで和解を出してきます。弁護士費用を引き38000円程度が返還されました。返還完了までおよそ4ヶ月半程度でした。

次は某学生ローンの業者でした。ここは取引履歴の開示に6ヶ月もかかった上、最初は満額よりもかなり低い和解金を提示してきました。訴訟しようか迷っていた所、弁護士が交渉を粘ってくれて、和解金を上げてくれました。過払い金が約31万円程度発生していたところ、最終的に25万円の一括返還で和解しました。弁護士費用を引き22万円程度が返還されました。返還完了までおよそ8ヶ月ほどかかりました。

最後になったのは今もある消費者金融系のキャッシング業者。この会社は低額の和解提案しかしてこないことで有名なので、和解交渉をせずにすぐ訴訟提起をするという弁護士からの提案を受けました。訴訟には時間がかかりますが、借りていた5社の中で一番額が大きかった事もあり、なるべく多くを回収したかったのでお願いしました。裁判と言ってもこちらは何もやることはありません。全て弁護士が代わりにやってくれます。また、私一人が訴えるわけではなく、同じような過払い金訴訟を起こす人が何人か集まって訴えるものだそうです。それも全て任せていたのでよくわかりませんでした。弁護士に依頼しておよそ13ヶ月、裁判が終わり、判決内容を元にした請求書が金融会社へ送られました。一部こちらが敗訴したものの、過払い金がおよそ60万出ていたところを50万ほどが返還されました。弁護士報酬と訴訟代や実費を引いた所、40万円程度が返還されました。申し込んでから返還完了まで、およそ21ヶ月、一年半以上かかりました。最後の返金と書類返却(破棄)をもって、過払い金の返還が完了しました。
 

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終わりに。過払い金返還請求体験をまとめて

最終的に、過払い金の引き直し計算がおよそ107万円だったのに対し、和解額や報酬や実費などを差し引いて72万円ほどが返ってきました。時間に関しては訴訟があったため約1年半かかりました。ちなみに借りていた期間は2002年頃から2010年頃まで、一番借りていたときで150万円ほどでした。途中借金が減ったり一部業者を完済したりとかもありました。

過払い金返還請求で実質私がやったことは、弁護士に申し込んで、弁護士から判断を求められたら判断するくらいの事でした。私が出向いたのは弁護士に申し込んだ時だけ。全て電話とメールで事が済みました。最後の手続きなども特にやることはなく、費用も実質的に成功報酬でした。

感想としては、正直あまりに簡単にお金が戻ってきたので、ボーナスをもらったような感覚です。何となく金融業者に悪い気さえしました。借金をしていたのは自分なのになぁと。まぁ返還請求されても仕方ない商売していたのは向こうなのですが。

最後に、過払い金が戻ってくる可能性のある人は絶対に調べてみたほうがいいと思います。過払い金返還請求にリスクはまず考えられませんし、めんどくさい事もほぼ皆無です。長く借金をしていた人など、利息を取られっぱなしでは勿体ないです。

そろそろ利息制限法による実質的な期限切れが近づいていますが、場合によっては間に合う人もいます。ほとんどの業者で相談は無料なはずなので、ダメ元でも相談してみるべきでしょう。私もあの時動いてよかったと思います。危うく大金を棒に振るところでした。

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